あなたはサイクルトレインに乗ったことはありますか?サイクルトレインは輪行をせずにロードバイクを持つ込むことができる電車です。もし、近場にサイクルトレインがあったら是非利用してみてください。気軽にサイクリングの幅が広がりますよ。
この記事ではサイクルトレインの魅力などを紹介し、代表的な日本のサイクルトレインを紹介します。


目次
サイクルトレインとは
まず最初にサイクルトレインとは何なのかを紹介します。
輪行なしで乗れる電車のこと
サイクルトレインは輪行なしでロードバイクを持ち込むことができる電車のことです。
一般的な日本の電車は輪行袋に収納しなければロードバイクを電車に持ち込むことはできません。輪行は初心者へおすすめのロードバイクの楽しみ方ですが、少し面倒なこともあります。
サイクルトレインはこの面倒が一気に解消されます。ロードバイクを立てかけるようの専用の設備がある列車もあれば、文字通りそのまま持ち込むことができる列車などいくつかの種類があります。
電車で輪行をする際の注意点などをまとめた記事もあります。輪行をしなければならない電車に乗る時には是非参考にしてみてください。

普段は行けない場所へのサイクリングが手軽に
サイクルトレインの魅力はなんと言っても、その圧倒的な手軽さです。
輪行をする時には電車に乗る前に自転車を分解して輪行袋に収納する必要があります。そのため、必然的に少し駅に早く到着する必要がありますし、輪行をするための荷物も増えてしまいます。
サイクルトレインの場合は、そのような手間は何も必要がありません。そのままロードバイクで駅まで自走し、そのまま電車に乗ることができます。あとは素敵な目的地までゆっくりと乗車を楽しめるのです。サイクルトレインによっては専用の自転車収納スペースもあるので、輪行をする時のように自転車が他の人に邪魔にならないかといった不安からも開放されます。
日本ではあまり一般的ではない
魅力が満載のサイクルトレインですが、残念なことに日本ではあまり一般的ではないです。
大きな注意点がサイクルトレインというのは日本の電車ではあまり目にすることができません。基本的にはロードバイクは輪行袋に収納する必要があるということは覚えておきましょう。
海外では一般的な国もあるのですが、日本だとまだまだ手探りな状況です。この記事の後半では、日本で乗れるサイクルトレインを紹介します。もし簡単にアクセスできる場所にあったらとても運がよいです。是非、活用してみてください。
各鉄道会社の情報を確認しよう
仮にサイクルトレインが利用できたとしても、必ず鉄道会社の情報を事前に確認しましょう。
サイクルトレインは輪行と比べてあまり一般的なルールというのもありません。そのため、各鉄道会社によってそれぞれの異なる規定があります。必ず鉄道会社のホームページなどを確認してください。
例えば、自転車を持ち込める時間帯が制限されていたり、持ち込んで良い列車が指定されていたりします。当日、慌てないためにもルールを確認するようにしましょう。
日本で乗れるサイクルトレイン
サイクルトレインの魅力は分かっていただけたかと思います。次にいくつかのサイクルトレインを紹介します。
西武多摩川線サイクルトレイン
まず最初に紹介するのが「西武多摩川線サイクルトレイン」です。
西武多摩川線サイクルトレインは平日の9時から17時と休日に運行しているサイクルトレインです。武蔵境から是政の間を運行しています。1号車のみに自転車を持ち込むことができます。
車内には固定ベルトがあり自転車を固定することができます。短い区間ですが、都内でサイクルトレインを手軽に経験することができます。
伊豆箱根鉄道駿豆線
次に紹介したいのが「伊豆箱根鉄道駿豆線」です。
伊豆箱根鉄道駿豆線もサイクルトレインとして活用することができます。サイクリストにも人気な伊豆エリア乗ることができるサイクルトレインです。三島駅から修善寺駅の間を運行しています。
三島駅は都内から新幹線で輪行をするとあっという間に着くことができます。そこから輪行を解き、サイクルトレインで修善寺に行くととてもスムーズに伊豆の絶景スポットである「西伊豆スカイライン」にも簡単にアクセスすることができます。
このように新幹線輪行とサイクルトレインを組み合わせると日帰りでも効率良く自転車を楽しむことができます。このプランは私のお気に入りの週末サイクルトレインコースでもあります。是非、お試しください。

B.B.BASE
最後に紹介するのが「B.B.BASE」です。
B.B.BASEはJRが運行しているサイクルトレインです。都内在住の方にはとてもおすすめです。出発地点は両国駅です。そこから日により銚子や館山など千葉方面に行くことができます。千葉の海も山も楽しめる場所です。
B.B.BASEは車内に自転車を置く専用のスペースがあったり、電車の床がビンディングシューズでも乗りやすいように工夫されていたりと、サイクリストのことをすごく考えて運行されています。
乗車する際には予約が必要です。また運行している日も限られているので前もって計画をしてください。公式サイトにはおすすめのサイクリングコースも掲載されており、初めて千葉方面に行く人にも大変優しいプランになっています。
サイクルトレインのまとめ
いかがでしたでしょうか?サイクルトレインの魅力が伝わっていれば幸いです。
私は都内在住のロードバイク初心者の方には、早い段階で輪行を学ぶことをおすすめしています。輪行を覚えれば大自然の中をサイクリングを楽しむことができ、ロードバイクが本当に楽しくなると思っているからです。サイクルトレインは少し面倒な輪行の手間を大きく軽減してくれます。日本でももっとサイクルトレインが一般的になることを願っています。